千葉市の児童養護施設「千葉みらい響の杜学園」と地域をつなぐ

園長からのメッセージ


もう一つの還る家 千葉みらい響の杜学園

千葉みらい響の杜学園
園長 渡部 靖久

千葉みらい響の杜学園 園長 渡部 靖久千葉みらい響の杜学園は、10年の歳月をかけて構想を練り、平成26年に誕生した児童養護施設です。
どこにも行き場のない子どもたちが、少しでも安心して暮らせる場、傷つけ合わないようにするために、そして様々な困難を乗り越える力をつけるために、子どもたちの「もう一つの還る家」として居場所(暮らしの学校)を作らせていただきました。

「生まれてこなければよかった……。」もし、そんな風に天使の羽が傷ついたら、少し休んで下さい。もう一つの止まり木で。
そして元気になったらまた飛び立てばいいのです。もう一つの止まり木。
それがもう一つの還る家。千葉みらい響の杜学園です。

福祉という土台に教育的視点を取り入れました。どの子もみんな、意味があってこの世に生まれてきました。個々の人間に与えられている可能性を発見し、その能力を最大限に伸ばしてあげたいと思います。ただ養育するだけではなく、自己実現をめざし、社会に貢献できる人材を育成したいと思います。

我が家には「5つの約束」があります。家訓です。

  1. 早寝早起きをして、規則正しい生活を送ること
  2. 挨拶、礼儀、マナ-を身につけること
  3. 他人を思いやりながら、自分の夢に向かって全力で生きること
  4. 一生懸命、勉強すること
  5. 質素倹約すること(飾り気がなく、物を大切にすること)

携帯やゲーム機は我が家にはありません。時代遅れと言われますが、子ども時代はたくさん本を読んで、友だちといっぱい外で遊び、顔を見て語り合って欲しいです。

子どもは家庭で育てるのが一番良いと思います。だから施設では里親制度を推進し、里親さんを大事にしていきます。

「千葉みらい響の杜学園とともに育つ会」を発足していただきました。この施設を通して、子どもたち、そして多くの方々が共に育っていけたら素敵だなと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 

『叫び』(当時、中学2年生の女の子「最後の日記」から)
作曲・歌:渡部靖久

『今日もどこかで』
歌:響の杜の子どもたちと職員

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